
伊達さん

介護・看護業界に入ったきっかけを教えてください
私は、一人ひとりの入居者様とじっくり向き合いながら、その方の生活に寄り添える看護がしたいという思いから、介護施設での看護職を選びました。
病院のような慌ただしさの中ではなく、日々の小さな変化に気づきながら丁寧に関わっていける環境で、「その方らしい暮らし」を支えられることに魅力を感じました。人と人としてのつながりを大切にできる、この仕事に誇りを持っています。
現在の仕事の一日の流れについて教えてください
出勤後はまず各自で情報収集を行い、申し送りを受けた後に、各部署の職員が集まる朝礼に参加します。その日の業務内容としては、入居者様のバイタル測定や経管栄養、点滴、薬の管理、受診の付き添いなど、多岐にわたります。
看護主任としては、日々の健康管理を通じて入居者様の体調変化にいち早く気づくことを大切にしており、異常の早期発見・対応に努めています。必要に応じて嘱託医と連携を取りながら、入居者様が安心して過ごせるよう、常に丁寧なケアを心がけています。


介護・看護スタッフとしてのやりがいは何ですか?
日々の関わりの中で、入居者様の「いつもと違う」小さな異変に気づき、早期に対応できたときに、ご本人やご家族から「ありがとう」「元気になったよ」といった言葉をいただくことがあります。
そんなとき、看護の力が人を支える大きな存在であることを実感し、「看護って本当に素敵な仕事だな」と心から感じます。入居者様の笑顔や穏やかな表情に出会えることが、何よりのやりがいです。
仕事の難しさや大変さはありますか?
介護施設での看護業務において特に難しさを感じるのは、認知症や失語症などによりご自身の不調をうまく言葉で伝えられない入居者様の体調変化をいかに早く察知できるか、という点です。症状の訴えがない中で異常を見極めるには、日々の観察力と蓄積された経験が求められます。
そのため、看護師だけでなく、介護職や他職種との密な連携が不可欠です。現場では、些細な変化や気づきをスタッフ間で迅速に共有し、報告・連絡・相談を徹底することで、チーム全体で状況を把握し、適切な対応が取れるよう努めています。
入居者様の安心・安全な生活を守るためには、一人の力ではなく、職種を超えた協働が不可欠であり、私自身もその中心として責任ある役割を果たしていきたいと考えています。


職場の雰囲気やチームワークについてどう感じていますか?
職場には明るく前向きなスタッフが多く、日々のコミュニケーションも活発で、とても話しやすい雰囲気があります。看護の仕事は、介護職やリハビリスタッフ、栄養士など他部署との連携が不可欠であり、情報共有や意見交換の機会も多くあります。
日々の業務の中で、気になることや悩むことがあればすぐに相談できる関係性が築かれており、チーム全体で協力しながら入居者様を支える体制が整っています。安心して働ける環境であると同時に、より良いケアを実現するために、スタッフ全員が同じ方向を向いて取り組めていると感じています。
介護・看護の仕事を目指す人に向けてアドバイスはありますか?
介護施設は病院とは異なり、医療体制や設備面で制限があるため、最初は戸惑いや動きづらさを感じることもあるかもしれません。しかしその分、入居者様お一人おひとりとじっくり向き合い、生活に寄り添う看護ができる、とても温かい現場だと思います。
日々の関わりの中で、小さな変化に気づき、必要な支援を届けることができたとき、入居者様の笑顔や「ありがとう」の言葉に触れるたびに、やりがいと喜びを感じられる仕事です。
決して派手さはないかもしれませんが、人と人とのつながりを大切にしながら、その方の人生に寄り添える――そんな看護に魅力を感じる方には、ぜひ一歩を踏み出していただきたいです。

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