【インタビュー】アムール パート 梅原さん

パート職員
梅原さん

介護・看護業界に入ったきっかけを教えてください

私は、生まれた時から祖父母と一緒に暮らしてきました。小学1年生の頃には母方の祖母も同居するようになり、三人の祖父母に囲まれて育ちました。毎日が温かく、にぎやかで、優しい言葉と笑顔に包まれた日々でした。
そんな大好きな祖父は私が小学4年生のときに亡くなり、その後、高校3年生になるまでに祖母たちも見送りました。大切な人たちを見送る中で、心にぽっかりと穴が開いたような気持ちになりました。
私はずっと「おじいちゃん・おばあちゃん子」で、祖父母の存在が心の支えでした。だからこそ、もう一度“おじいちゃん”“おばあちゃん”と呼べるような、心からつながれる存在と出会いたい――。その思いが、介護の仕事を志す大きなきっかけになりました。

現在の仕事の一日の流れについて教えてください

日々の業務では、入居者様の食事・排泄・入浴の介助を中心に行っています。それに加えて、シーツ交換や、10時の喫茶・15時のおやつの介助、配茶やレクリエーション活動のサポートも行います。
また、毎週水曜日にはお誕生日会やクッキングレク、季節に合わせた行事レクリエーションなど、入居者様に楽しんでいただけるイベントも開催しており、笑顔あふれる時間を一緒に過ごしています。

介護・看護スタッフとしてのやりがいは何ですか?

普段あまり反応がなく、レクリエーションにも参加されず、食事も経管栄養で過ごされている、ほぼ寝たきりの入居者様がいらっしゃいました。「この方は毎日、何を楽しみに過ごされているのだろう」と、ふと考えることがありました。
そんなある日、その方の入浴介助をしていたときに、「あー気持ちえー」と、ふっと笑みを浮かべてくださったのです。その一言を聞いたとき、「この方にも、しっかりと感じている“心地よさ”や“喜び”があるんだ」と実感し、本当に嬉しくて、胸が熱くなりました。心から「この仕事をしていてよかった」と思える瞬間でした。
また、日々の中で入居者様から「ありがとう」「気をつけて帰りよ」といった温かい言葉をかけていただくたびに、頑張ろうという気持ちが湧いてきます。小さなやりとりの中にこそ、大きなやりがいが詰まっていると感じています。

仕事の難しさや大変さはありますか?

この仕事の一番の難しさは、「人」を相手にしているということです。マニュアルや教科書通りにいかない場面が多く、その都度、臨機応変な対応が求められることに難しさを感じます。
また、「これが正解」という絶対的な答えがない中で、状況に応じた判断や優先順位の見極めが必要になるのも大変な点です。だからこそ私は、常に「自分だったらどうしてほしいか」と相手の立場に立って考えながら、支援することを心がけています。

職場の雰囲気やチームワークについてどう感じていますか?

私の職場は、明るく温かい雰囲気に包まれた、とても働きやすい環境です。日々の業務はその日によって変わりますが、困ったときや大変な場面では、職員同士が自然と声を掛け合い、臨機応変に動いて助け合っています。
誰かが一人で抱え込むことがないように、チーム全体で支え合う風土が根付いており、安心して働ける職場だと感じています。

介護・看護の仕事を目指す人に向けてアドバイスはありますか?

介護の仕事は体力的に大変なこともありますが、その分とてもやりがいのある仕事です。入居者様は人生の大先輩でもあり、日々の関わりの中で学ばせていただくことがたくさんあります。
最初は覚えることが多く、慣れない環境に戸惑うこともあるかもしれません。でも、現場で働くうちに自然と体が動くようになり、技術も少しずつ身についていきます。
なにより大切なのは「思いやりの心」。それさえあれば、きっと乗り越えていけます。ぜひ一緒に、温かい介護の現場で頑張っていきましょう。

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